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[路線バス]アイデアいっぱい。だけど… [名古屋]

さて、今回はうって変わって名古屋から。
 
アイデアいっぱい。でも…。

さて、まずは左の写真から参りましょう。これは1982年に始まった基幹バス。真ん中の車線がバス専用車線として…これこそ正しい「渋滞無しの」バスです。バス乗場も専用車線にあわせて島が…そう、路面電車みたいな感じですね。1985年に2つめの路線が開通して現在2路線です。そのうち基幹1系統の路線では平均時速13.0km/h→17.0km/h、基幹2系統の路線では14.6km/h→19.9km/hと上昇致しました。都市部のバスですから…自転車でバスを追い越せる、というのは当たり前ですが、基幹バスになるとそれなりに意味のある速さになった訳ですね…
この2つの路線は赤字が続く名古屋市営バスのなかでも珍しく、去年まで黒字だったんですが…(後述)

右の写真は? 分かりやすい写真が撮れなかったのですが、この高架の上にバスが走っているのです。道路が狭くて専用車線が作れないんだったら…高架橋作ってやる!ってアイデアですね。軌道に沿って走ることからガイドウェイバスと呼ばれていますが普通のバスですよ。↓ほら…。

これは最近、2001年の営業開始です。新交通システム(モノレールとか)と違う点、メリットは、高架橋のある終点から先、一般道では普通のバスとして走れることです。特に郊外では団地が点在していることが多いと思います。ガイドウェイバスはそんなとき、乗り換え無しで各地へ直接…一般道を走るバスとして機能する訳です。しかし乗場はホームだし地下鉄路線図にも路線が書いてあるし…なのにホームに来るのはバス、というのがなかなかおもしろいですよ。もっと写真撮って来れば良かった;;;

ただ、赤字なのです…。

ちょっと名古屋のバス事情を…;;
名古屋駅を降りると賑やかなセントラルタワー、高島屋…駅前広場も賑やかでビル街。地下鉄の乗場、名鉄電車の乗場…どこへ続く道も賑わっています。が、あれ?バス乗場はどこ?? この街にはバスが走っているの?? と思うほど閑散としています。
 
そう、バス乗場は駅北側の目立たないところにひっそりとあるのです…バスも人もまばらにしかいません…。それより、暗いです…(苦笑)

名古屋が他の都市と違う点は?
「食べ物がおいしい」「栄最高!」「名古屋最高!」
…やめて下さいよ(苦笑) 名古屋の人は名古屋以外の都市を知らずに日本一だと語ってしまうクセがあるような気がします。そんな…なんでも味噌かければうまいんですかぃ!?

失礼しました。名古屋が他の都市と違う点は…道路が広いことです。道路が広いと?…では下のグラフをご覧下さい。

三大都市圏の代表都市の、輸送人員の構成比です。(1998年)
名古屋だけ自家用車の割合が多いですね…これはやはりあの自動車会社、トヨタの影響が大きいのでしょう…。あとは、戦後の都市計画がうまくいっているから渋滞が少ない…という事情もあります。東京と大阪がなぜ公共交通の利用率が高いか…といえば、道路が狭くてあてにならないから仕方なく利用せざるをえない…という事情があったと思います。でもそれが結果として公共交通の基盤を作ったことに…なるんでしょうかね。

バスで見ると? 名古屋に限らず東京も大阪も低いです。
おっと〜東京と大阪に手を出してしまうと話が長くなりそうなので、今回は中断。

名古屋市交通局が発表している、決算によれば…全161系統の中で黒字の路線が6、赤字の路線が155系統…だそうです。ひぇ〜前年は10系統ちょい(それでも少ない;;)あったのに…(前年の決算が載っている交通局ニュースが…みつからない! どこ行ったんだ〜…/苦笑)
1年間で1日平均42万3千人→32万人とはかなりの下がり幅です…。地下鉄も新路線が開通したりという動きもありますが、地下鉄も同年で利用者が微減しているので乗り換えとは考えにくいのです。そう、この10年で利用者が約半減(だったか? うろ覚え…市営バスの中扉あたりの掲示に書いてあります)…これは大変。激しく進むバス離れです…。

名古屋市各地には乗場の数だけは多いバス乗場があります。私が行った杁中(いりなか)も、7番乗り場まであるものの、2、4、6番乗り場がなく…1つの乗り場には30〜60分間隔のバスが1系統来るだけ、なのです。これでは乗り場が分かれている意味がない…が昔は多かったのでしょう。

そう、前年の決算を見ると、基幹バスも数少ない黒字路線に数えられていたんですけどね…工夫しているのに…便利なのに、残念です;;
(参考文献「新 都市計画総論」鹿島出版会, 2003)

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コメント

バス停は、明るいところに置いてほしいです!(笑)駅とちがって、一回に乗る人数が少ないので、夜になると更に構えてしまいますから…。
「輸送人員の構成比」東京も大阪も、路面電車の割合まで似ているってのがちょっと驚きです。東京もまだ路面電車あったんですね~(笑)

明るいところに>>>なるほど、ちょっと新鮮な視点でした(笑)…基幹バスのバス停はおそらく、乗り場に蛍光灯がつくと思いますが…あとは大きなバスターミナルだと路線・方向ごとに乗り場が分かれてますよね。あれもそれぞれの乗り場が遠すぎると…閑散として危ないかも知れませんし、だいいちその乗り場を探すのが…分かりにくいかも知れませんしね。
駅の案内にもバス停の乗り場はどこなのかを図示して、公共交通なんだから連携すればいいのに…と思います。話はそれましたが、そんな夜だと、以前紹介した「博多駅交通センター」(この写真ですね)は良いかも知れませんね。

路面電車はありますよ〜〜〜聞いた事あると思いますが山手線の北半分のマイナーな街をまわる都電(早稲田〜三ノ輪橋)、路面を走ることはありませんが同じ規模だと東急世田谷線(下高井戸〜三軒茶屋)、大阪だと大阪の都心の1つ、天王寺(=阿倍野橋)と南の都市堺を結ぶ阪堺電軌(天王寺駅前・恵比須町〜住吉公園・浜寺駅前)が、どれも20年以上前に廃止の声が挙りつつも、細々と存続している路線です。長々と失礼しました;;;

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